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「マウスピース矯正」ってなにか知っていますか?
最近、歯列矯正をマウスピース矯正で行う人が増えています。
「マウスピース矯正はワイヤー矯正と何が違うの?」
「マウスピース矯正は種類が多くて何がいいかわからない…」
そんな方のために、この記事ではマウスピース矯正の種類について詳しく解説していきます!
【経歴】
H16年 愛知県立岡崎高校 卒業
H16年 広島大学歯学部 入学
H22年 広島大学歯学部 卒業
H22年 歯科医師免許証 取得
H23年 臨床研修修了 登録
H23年 岡崎エルエル歯科・矯正歯科 副院長
H25年 エスカ歯科・矯正歯科 院長
H28年 医療法人清翔会 設立
H28年 理事長 就任
H28年 名古屋みなと歯科・矯正歯科 開院
H28年 とし歯科 矯正監修
【所属団体】
日本顎咬合学会 認定医
インビザライン 認定医
インコグニート舌側矯正 認定医
日本成人矯正学会 所属
日本矯正学会 所属
名古屋市立大学口腔外科 非常勤歯科医師Tweed Pre-Tucson コース
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは、歯列矯正の治療法の一つです。
一般的に知られているワイヤーを用いる矯正方法と異なり、アライナーという透明なマウスピース型矯正装置を歯に装着して歯を移動させます。
5〜10日ごとに違う型のマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かしていくのが特徴です。
ワイヤーに比べて一度に歯を動かす力が弱いので、痛みが少ないとされています。
※1 別途、初回検診料、再診料、リテーナー費⽤がかかります。
※2 治療期間には個人差があります。保定期間は含みません。
※2 5回コース、追加治療なしで治療した場合の最短治療期間です。保定治療期間は含みません。
※マウスピースの一般的な交換頻度は1週間~2週間に1回です。ブランドや症状によって交換頻度は異なります。
※詳細については各ブランドまでお問い合わせください。
ワイヤー矯正と比べたメリットデメリット
・金属を含まないため金属アレルギーの方でも治療でき、口内も傷つきにくい
・透明なマウスピースを装着するので目立ちにくく、脱着が可能!
・徐々に歯に力をかけていくので、痛みが少ない
・ワイヤー矯正よりも治療費用が安い
・通院回数が少ない
・対応できる症例の範囲が狭い
・治療期間が長くなる可能性がある
・矯正ブランドによっては対応しているクリニックが少ない
・自分で着用時間を守る必要がある
矯正の種類についてもっと詳しく知りたい方はこちら:
歯列矯正の種類には何がある?歯列矯正を始める前に必要な知識を徹底解説!
※1日20時間以上のマウスピース装着が必須となります。
※歯磨きが十分できていない状態でのマウスピース装着は、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクを高めます。ご自身でのプラークコントロール、定期的な歯科医院での歯のクリーニングを行うことが大切です。
※クリニックの指示どおり装置を使用されなかったり、口腔内のケアが不十分で虫歯や歯肉炎が生じたりすると、治療計画に影響が及びます。期間が長引くだけでなく、不十分な結果となることもあります。とくに未成年者の場合、家族の方のご協力も大切です。
※装置を入れたばかりのときや調整をした後は痛みを感じる場合もありますが、歯の移動による痛みは通常2日程度で自然に落ち着いてきます。顎(顎関節)に痛みが出ることもあります。強い痛みがある場合はマウスピースを外していただき、クリニックにご相談ください。
※一部クリニックはローン非対応です。信販会社や手数料はクリニックにより異なります。
※キレイライン矯正のその他の注意事項詳細はこちらから
主なマウスピース矯正の種類
マウスピース矯正は大きく分けて
-
- 全顎矯正
-
- 部分矯正
の二つに分けられます。
奥歯も含めた歯の全体を動かして治療する矯正方法。
見た目の歯並びだけでなく、咬み合わせの改善も治療の目的にしています。
治療開始前に抜歯を行うこともあります。
全額矯正に対応している代表的なマウスピース:
インビザライン、ウィ・スマイル、etc…
「前歯のみ」など、歯並びを部分的に治療する矯正方法。
見た目に影響する数本〜十数本の歯を重点的に動かすので、治療費用が安く、期間も短い傾向にあります。
基本的に抜歯をすることはありません。
部分矯正に対応している代表的なマウスピース:
キレイライン、アソアライナー、oh my teeth、hanaravi、etc…
マウスピース矯正の治療の流れ
お問い合わせ
・事前相談
・ご予約
初回検診※1
・診察
・精密検査
治療計画の提案
・期間/費用の提示
・治療実施のご判断
ご契約<
・ご契約
・マウスピース作製
矯正開始※2
・マウスピースお渡し
・経過観察
矯正後※3
・保定(歯列の固定)
・メンテナンス
※1 初回検診に費用がかかる場合もございます。
※2 マウスピース作製からマウスピースお渡しまでは、数週間お時間がかかります。
※2 経過観察の間隔、通院の有無、オンラインの経過観察が可能かについては、クリニック、マウスピース矯正のブランドによって異なります。
※3 保定にはリテイナー(保定装置)の使用が推奨されています。
※詳細につきましては、クリニック、マウスピース矯正のブランドまでご確認ください。
代表的なマウスピースブランド10選
以下では、代表的なマウスピース矯正ブランドの特徴を解説していきます。
世界シェアNo.1のマウスピース!
マウスピース矯正ブランドの中で、世界で最も普及しているのがインビザラインです。取り扱いがあるクリニックも多く、日本でも多くの方がインビザラインで矯正しています。
インビザラインシステムは1999年に米国のアライン・テクノロジー社によって提供が始まり、2022年9月時点で全世界で1400万人を超える治療実績があります。
インビザラインでは、独自のソフトウェアによって作られたシュミレーションをもとに歯科医師がアメリカにマウスピースの製作を発注します。
一度の歯型採取で治療完了までのマウスピースを製作するため、何度も歯形を取る必要がありません。
全顎矯正に対応しており、咬み合わせの治療も行うことができます。また、部分矯正に特化したインビザラインエクスプレス、インビザラインライトなどの種類もあります。
短期間・リーズナブルなマウスピース治療!
キレイラインは月々3,100円(税込)から始めることができるマウスピース矯正ブランドです。※1
「費用を理由に矯正治療を諦めてほしくない」という思いから生まれたキレイラインは、低価格・高品質にこだわっています。
矯正先進国の米国で高度な臨床経験を積んだ歯学博士が治療法を監修しています。
治療費用の目安は19.8〜46.2万円、治療期間の目安は2.5〜12ヶ月と短期間でリーズナブルに矯正治療を行うことが可能です。※2
日本全国に提携医院があるため、通いやすいのも特徴の一つです。
※掲載している料金はすべて税込価格です。
※保険適用外の自由診療となります。治療効果・期間には個人差があります。
※1 デンタルローンを利用して10回コース(330,000円)を120回払いで支払う場合の分割支払金額です。一部クリニックはローン非対応です。信販会社や手数料はクリニックにより異なります。
※ 初回検診には3,300円~の費用がかかります。金額はクリニックにより異なりますので、予約画面にてご確認ください。
※2 別途、初回検診料、再診料、リテーナー費⽤がかかります。保定治療期間は含みません。
治療期間は歯科医師と相談可能!
ウィ・スマイルの治療費用は定額制となっており、来院ごとに治療費の総額が膨らんでいくことがありません。
一部分の矯正から、奥歯を含む全体の矯正、また、過去に行った矯正の後戻り治療まで行うことができます。
矯正治療中には、専属医療チームからアドバイスを聞くことのできる24時間のLINE相談を受け付けています。矯正の進捗についても週に1度、装着写真をLINEで送信することで、オンライン上でチェックを受けられます。
装着時間もLINEで管理できるため、通院の手間がかかりません。
費用についてはマウスピースを破損、紛失しない限り、期間に関わらず一律の料金が定められているため、原則追加料金が発生しません。
治療中の手厚いサポート体制!
DPEARLの矯正治療では、専用アプリから画像を提出することで治療の進捗を報告できます。また、次の来院日や交換のスケジュールの確認も行えます。
原則1ヶ月に1回の通院が必要ですが、ご希望や症状によって、通院頻度の相談が行えます。遠方にお住まいの方に向けては、オンラインでの診療も行っています
DPEARLは、3DプリンターやCAD等のテクノロジーを用いることで、 質を落とさずコストだけを減らして、設定価格を抑えています。
フェイスラインなど、審美面・機能面にも配慮した診断や設計を行うシステムを導入しています。
治療プランについては、歯科医師とミュレーション本部が連携を取りながら、患者様に適した治療オプションの提案を行います。
また、治療中はLINEを通じてコンシェルジュに相談することもできます。日程の変更やマウスピースの紛失時など、トラブルが生じた際に素早く対応できる体制を整えています。
歯のガタつきから開咬まで、幅広い症状に対応しているマウスピース!
ゼニュムクリアは軽度~中度の矯正から、歯列全体に跨る重度の症状まで対応しています。
軽度~中度の症状と重度の症状ではプランが異なり、金額にも差があるので、症状に合わせた矯正治療を選択できます。
また、365日メディカルチームがサポート対応を行っております。
ゼニュムクリアは、専用アプリによる装着管理と、数回通院を通じて、3〜15ヶ月の短期治療を可能にしています。
精密検査には通院の必要がありますが、初回の診断はオンライン上で受けることができるため、通院の手間がありません。
治療計画の説明もオンライン上で確認できるため、時間をかけずに矯正治療を進めることができます。
定期的な通院が必要ないオンライン診療可能なマウスピース矯正ブランド!
Oh my teethでは、初回診断で歯型スキャン・レントゲン撮影・医師による診断を終えると、自宅にマウスピースが届く仕組みになっています。
価格は税込33万円と66万円の2つのコースが用意されており、全体矯正にも対応しています。
通院が不要ながら、パーソナルコーチ機能やLINEを通じて24時間相談することができるので安心です。
3つのコースで軽度から重度の症状まで対応!
hanaraviは月々16,500円(税込)から始められるマウスピース矯正ブランドです。
33万円〜66万円(税込)の3つのコースが用意されていて、軽度から重度の症状まで対応しています。
2週間ごとに経過写真を撮影して送信することで、通院回数を減らすことができます。
2024年7月の時点で、東京・大阪・京都にしか提携医院がないのでそのほかの地域にお住まいの方はHPで最新情報をチェックしましょう。
世界シェアNo.2のマウスピースブランド!
クリアコレクトは日本ではあまり普及していませんが、インビザラインに次ぐ実績を持つマウスピース矯正ブランドです。
2006年にアメリカで開発され、現在はインプラントで世界シェアNo.1のストローマン社によって提供されています。
クリアコレクトの特徴は、マウスピースが「薄くて大きい」ことです。
他のマウスピースよりも薄いため、目立ちにくく、異物感も少なくなっています。
2mm程度歯茎にかぶさる大きめの作りになっていることで、保持性に優れ、歯にかかる力を強めています。
全額矯正に対応しており、インビザラインよりもやや費用が安くなっています。
安心の日本製マウスピース!
アソアライナーは、日本国内で製作されるマウスピース矯正です。
元々クリアライナーというブランドでしたが、マウスピースの厚みや種類、専門のプログラムを導入したことによって精度が向上しています。
月に一回ほどの頻度で歯型を取り、その都度マウスピースを作成します。
インビザラインと異なり、同じ型でソフト・ミディアム・ハードの3種類のマウスピースを用いることで痛みを軽減しています。
全顎矯正には対応しておらず、軽度の症例に適しています。
全国に300以上の提携医院!アクセス抜群のマウスピース矯正!
ローコストは2019年の10月からサービスが開始された、新しいマウスピース矯正ブランドです。
全国に300院以上(2022年4月時点)の提携医院があり、低価格・短期間で矯正できるのが特徴です。
また、マウスピース矯正ローコスト・プレミアムでは50万円〜120万円の3コースが用意されており、全顎矯正にも対応しています。
分割払いでありながら金利・手数料が0円の「ローコストpay」というサービス準備されています。
自分に合ったマウスピースブランドの選び方
マウスピース矯正はブランドごとに様々な特徴があります。
マウスピース矯正は共通して
-
- 目立ちにくい
-
- 痛みが少ない
-
- ワイヤー矯正よりも治療費用が安い
などの特徴が挙げられますが、
比較する点としては主に
-
- 対応症例
-
- 矯正費用の目安
-
- 治療期間の目安
-
- 通院頻度
があります。
詳しく見ていきましょう
対応症例
インビザライン | キレイライン | ウィ・スマイル | DPEARL | ゼニュムクリア | Oh my teeth | hanaravi | クリアコレクト | アソアライナー | ローコスト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | 部分〜全体 | 部分 | 部分〜全体 | 部分〜全体 | 部分~全体 | 部分〜全体 | 部分〜全体 | 部分〜全体 | 部分 | 部分〜全体 |
適応症例 | 軽度〜重度 | 軽度〜中度 | 軽度〜重度 | 軽度〜重度 | 軽度~重度 | 軽度〜中度 | 軽度〜重度 | 軽度〜重度 | 軽度〜中度 | 軽度〜重度 |
全顎矯正したい方は インビザライン・ウィ・スマイル・DPEARL・ゼニュムクリア
すきっ歯っだけ直したいというような方はキレイラインがオススメ
対応症例はマウスピース矯正を選ぶ際に最初に選ぶべき基準です。
例えば、咬み合わせをマウスピース矯正で治療する場合、全体矯正が可能なブランドを選ぶ必要があります。
部分矯正をする場合でも、細かい症例によって対応しているものとしていないものがあるので、自分の症例がどのブランドで治療できるのかチェックしましょう。
実際にどのくらいの費用・期間がかかるのかがわかるので、可能であればHPを見た後に初回検診に行ってみることがおすすめです。
矯正費用の目安
キレイライン | インビザライン | ウィ・スマイル | DPEARL | ゼニュムクリア | Oh my teeth | hanaravi | クリアコレクト | アソアライナー | ローコスト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
費用の目安 | 19.8~46.2万円 | 60〜110万円 | 10.8〜66万円 | 30.8~69.3万円 | 32.5~66万円 | 33〜66万円 | 33〜66万円 | 15〜70万円 | 10〜40万円 | 30万円〜 |
料金(回数)プラン | 3種類 | 4種類 | 6種類 | 4種類 | 3種類 | 2種類 | 3種類 | 6種類 | 1種類 | 3種類 |
30万円以内で矯正可能なおすすめブランド: キレイライン
矯正費用はできるだけ安く抑えたいですよね。
費用で選ぶ際には、支払い方法にも着目してみましょう。クリニックやマウスピースブランドによっては 手数料・利息なしで分割払いができるものもあります。
矯正費用について詳しく知りたい方はこちら
マウスピースブランドによって価格は異なりますが、最も安いものを選べばいいわけではありません。
自分の歯の状態やアフターサービスのことも考えて選びましょう。
例えば、マウスピースの交換回数や通院頻度との兼ね合いも大切です。交換回数が多いほど歯を大きく動かすことができ、通院頻度が高いほど実際の歯の動きと治療予定のズレを早期発見することができます。
また、実際に治療を開始する時には、「予定よりも費用がかかってしまった」ということが起きないよう、初回検診時に医師にしっかり相談しましょう。
治療期間の目安
キレイライン | インビザライン | ウィ・スマイル | DPEARL | ゼニュムクリア | Oh my teeth | hanaravi | クリアコレクト | アソアライナー | ローコスト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
治療期間の目安 | 2.5ヶ月〜1年 | 3ヶ月〜3年 | 1.5ヶ月〜10ヶ月 | 5ヶ月〜1年6ヶ月 | 3~15ヶ月 | 3〜6ヶ月 | 5ヶ月半〜1年6ヶ月 | 3週間〜3年 | 4ヶ月〜1年6ヶ月 | 3ヶ月半〜1年6ヶ月 |
半年以内での終了が目指せる矯正治療:キレイライン・hanaravi・Oh my teeth・ウィ・スマイル・DPEARL
一般的に矯正治療では治療期間が長くなるほど費用も高くなる傾向にあります。矯正するときはできるだけ早く終わらせたいですね。
また、中には
「来年の結婚式までに歯並びを綺麗にしたい」
「大学在学中までに終了させたい」
というような期限を決めて矯正治療を行いたい方もいるのではないでしょうか。
自分の症例がどのくらいの期間でどのくらいキレイになるかは医師と相談しないとわかりません。
焦らずに余裕を持った治療計画を立てるようにしましょう。
通院頻度
インビザライン | キレイライン | ウィ・スマイル | DPEARL | ゼニュムクリア | Oh my teeth | hanaravi | クリアコレクト | アソアライナー | ローコスト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通院頻度 | 1〜3ヶ月に1回 | 0.5ヶ月~2.5ヶ月に1回 | 2〜3ヶ月に1回 | 1ヶ月に1回 | 2〜3ヶ月に1回 | 最低1回 | 最低1回 | 1〜3ヶ月に1回 | 1ヶ月に1回 | 2ヶ月に1回 |
通院する必要がない矯正ブランド:Oh my teeth
大人の矯正治療では通院頻度も大切な要素の一つです。予定される通院をサボってしまうと治療期間が長くなってしまったり、マウスピースを作り直す必要が出てきたりします。「定期的に医師の診療を受けたい」という方は通院回数もチェックしましょう。
また、通院頻度と同じくらい大切なのがアクセスです。
近所や通勤途中など、無理せず通える場所にある医院を選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
自分にぴったりのマウスピース矯正ブランドは見つかりましたか?
近年では、LCM(low cost mouthpiece)と呼ばれる低価格なマウスピース矯正ブランドが急速に増えています。
その理由はマウスピース矯正に関する様々な特許の期限が切れ始めているからです。しかし、LCMだからといって品質や性能が劣っているわけではありません。
逆に選択肢が増えることは矯正ブランド間で競争が促され、歯列矯正をしやすい環境になっているとも言えます。
たくさんの種類がある中で、歯科医師でない人が一番良い選択をするのは難しいでしょう。まずは、複数のクリニックの初回検診に行ってみましょう。